2017年7月2日
箱根フリーパスは2日券と3日券のどちらかなんですが、一部、箱根フリーパスも使える区間がある湯河原へ行って来ました。最初の目的地は万葉公園ですが、ここには湯河原駅から箱根登山バスの奥湯河原もしくは不動滝行きのバスで約10分の「落合橋」下車すぐの所にあります。
万葉公園
万葉公園は数多くの植物が植栽された緑豊かな公園で万葉時代の古代建築を模した「万葉亭」や万葉集の中で唯一出湯を詠った歌碑、温泉の神様として信仰のある神社がある公園で歴史的・文化的資源を有し、地域の活性化に貢献している歴史的公園の評価・選定する「日本の歴史公園100選」に選ばれた公園です。
バス停の落合橋から万葉公園に入るとすぐに千歳川沿いを緑に囲まれて歩いて行けますが、入ってすぐの所に滝?が2つあって、滝好きにはたまりません(笑)
沿道はこの千歳川を見下ろす形で奥まで続いていますが、所々下に下りる事ができて、川の流れや滝を間近で見ることができるので、ただ歩くだけでも気持ちよくなれます。沿道から川のすぐ近くまで降りる事はできますが、階段や道は狭く急なので雨上がりの時などは滑らないように用心が必要です。
今回この公園に来た目的は足湯だったので、足湯へ一直線と向かった為、公園内の他の所は見ませんでしたが、日帰り温泉もあるので森林浴目的で散策するにはとても気持ちのいい公園だと思います。 (ボール遊びなどより散歩向けの公園ですね☆)
独歩の湯
万葉公園の奥には日本列島をイメージして様々な効能をもつ9つの足湯が配置された足湯施設「独歩(どっぽ)の湯」があります。これは、9種類の泉質の足湯というより、足の裏を刺激する9種類の足つぼの足湯で、そのツボの刺激によって健康回復を図るというようなものみたいです。
足湯は大人300円かかりますが、受付でお金を払った後、ロッカーに荷物を預けて足湯の園内に入る為にサンダルに履き替えます。 (ロッカーは100円かかりますが、帰る時にお金が戻ってくるので忘れないようにしましょうw)
今回はちょうど七夕前(7月3日)だったので、園内への門の前には短冊が置いてあって、園の中央に短冊を飾る笹が用意してありました。
木や石で囲われた足湯があり、足を漬かりながら思い思いの時間を過ごします。
こちらは、緩やかなスロー部で足の裏全体を刺激される事によって、優しい気持ちを取り戻し、心を和らげ幸せな気持ちになれる効果がある「思考の泉」と呼ばれるものです。
また、こちらのように泡が出ている足湯もありました。これは「喜(よろこび)の泉」と言う足湯で、足の裏全体を泡の力で刺激することで楽しく思わず笑ってしまい、体全体を癒す効能があるそうです。
これらの他に7つの足湯があり、それぞれの効能があります。
足湯も最初の頃は気持ちいいんですが、基本的には写真のように屋根がなく日陰がないので、この日のように気温が30℃にもなると正直2~3個の足湯に入ると満足で、それ以上はもはや意地になってました(笑)
中央辺りに足を洗う為のものと思われる水道があったので、そこで足を冷やしつつ、また、水風呂ならぬ水の足湯のような所があったのでそこに足を入れて冷やしたりできます。
これから、夏本番になると足湯を巡るのは大変かと思いますが、春先や秋頃などはオススメの場所です。
不動滝
万葉公園のある落合橋より少し先に不動滝のバス停がありますが、そのバス停から徒歩1~2分のすぐの所に不動滝と言う滝があります。この滝は落差15m程ですが、滝の目の前まで行って見る事ができます。
この不動滝の左側には身代わり不動尊、右側には出世大黒尊が祀られています。また、滝へと続く道の入り口にはお茶屋さんがあるので滝を眺めながらお茶をするのもいいと思います。
不動滝の前にある国道75号線沿いに少し上ると「五段の滝」、下ると「だるま滝」があります。せっかくなので2つの滝も見に行きましたが、五段の滝は生い茂る木々で良く見えず、だるま滝は発見できませんでした・°・(ノД`)・°・
湯河原=温泉
というイメージが強いような気がしますが、実は湯河原にはこの3つ以外にもいくつか滝があるようなので、滝好きな人は滝巡りを目的に湯河原に行ってもいいかもしれません。