2016年5月12日
2023年4月22日
クロネコヤマトで知られるヤマト運輸が展開するサービス「宅急便」の仕組みや実際の仕分けの様子などを見学することができる日本最大の物流ターミナル「クロノゲート」に7年振りに見学に行ってきました。
まずは、受付して入館証とパンフレットを受け取り、しばらくクロネコヤマトの営業車第1号や大きなクロネコのぬいぐるみのあるエントランスで待ちます。
受付後しばらくすると、エスカレーターで2階に上がって別の建物(クロノゲート)に移動し6つのエリアでヤマトの物流を学びます。
100 THANKS
クロノゲート入口のエリアは「100 THANKS」と呼ばれるエリアで宅急便やヤマトグループの歴史を振り返るキューブ状のパネルがあります。また、ロッカーがあり、荷物をここで預ける事ができます。(最初に渡された入館証には鍵もついていますが、鍵はロッカーの鍵で、各自鍵付きで荷物を預ける事が可能です。)
企画展示コーナーと見学者ホール
100 THANKSの奥には企画展示コーナーがあり、企業CMやヤマトグループの現在の取り組みについて展示されています。また、更にその奥には大きなスクリーンのある見学者ホールがあり、ここで宅急便に込めた想いやヤマトグループのビジョンをVTRで紹介されていよいよ見学がスタートします。
見学者コリドーと集中管理室
見学者ホールで紹介VTRを見た後は、荷物が目の前をベルトコンベアーに乗って流れる様や、物流に関わる付加価値について行っているサービスについて動画で見ていきます。更に、普段はスモーク状のガラスで覆われ限られた従業員のしか入室できない集中管理室の様子も見学することができます。この見学者コリドーと集中管理室は撮影NG区域となっている為、写真での紹介はありませんが、荷物の仕分けは以下のようになっていました。
各エリアからトラックで届けられた荷物はクロノゲート1階からベルトコンベアーで2階に運ばれ、2階で
①スキャナーにより配送先のエリアが読み取られる
②行先の決められたベルトコンベアーの板に流される(合流)
③各行先毎のシューターへ荷物が流される
④1階に再び運ばれ、トラックに乗せられて各地へ運ばれる
と言う流れで仕分けられています。
②のベルトコンベアーはクロスベルトソータと呼ばれ、荷物の乗る1枚1枚の板(セル)に荷物の行先情報があり、その地域のシューターの所で荷物が仕分けられます。フル稼働すると1時間に4,800個の荷物を仕分けるそうです。また、クロノゲートの1階には104台のトラックを同時に停める事ができるようになっています。
*画像はクロネコヤマトミュージアムで紹介されていた画像になります。クロネコヤマトミュージアムも撮影NG区域がありますが、こちらの画像は撮影OKのエリアで撮影したものになります。
展示ホール
仕分けの様子の見学が終わると物流が作り出す社会的な価値について床のスクリーンに映し出される映像や壁の言葉とそれを詳しく理解するために引き出しに書かれた展示や動画等を見て学ぶ事ができます。
展示ホールではお待ちかねのお土産をもらう事ができます。
ただ、クロノゲート見学でのお土産はただもうらのではなく、物流の場でも行われているピックアップを体験しながらお土産をもらう事ができます。
実際には受付時に配られた入館証のバーコードを読み取らせると箱(引き出し)のランプが赤く光るので、そこになる袋を1つ取り出してボタンを押すとランプが緑色に変わって終了となります。
お土産は全部で9種類(?)あって、袋には3種類入っているようです。
中身はランダムの為、一緒に行った方とも異なる場合があり、開けるまでの楽しみです。ちなみに奥さんは定規、ボールペン、シールの3種類、私は消しゴム、のり、附箋の3種類と別々でした。
なお、映像の紹介の後から見学終了までの約20分間は自由時間となり、展示ホールにある引き出しの展示や「100 THANKS」「企画展示コーナー」を自由に行き来してみる事ができます。
(これらのエリアはいずれも写真撮影可のエリアとなっています。)
なお、この自由時間の間にお土産のピックアップ体験も行いますので、他のお客さんと譲り合いながら楽しんでお土産をGETします。
工場見学の概要(予約)とアクセス
【開催日】
火~日曜日・祝日
【開催時間】
・10:00~11:30
・14:00~15:30
【参加費用】
無料
*見学日の1ヶ月前の0:00から予約可能
アクセス
京浜急行空港線「穴守稲荷駅」から徒歩5分
もしくは京浜空港線、東京モノレール「天空橋駅」から徒歩10分
日本最大級の物流拠点であるクロノゲートでは、今や生活には欠かせない物流の裏側を見るだけでなく、物流に関わる付加価値について学ぶ事ができる貴重な体験ができます。土日も開催されていますので、機会があれば是非、行ってみて下さい。
また、すぐ側にはベーカリーとカフェが併設されている施設もありますので、そちらで食事をするのもお勧めです。