2022年8月15日
マンホールカード収集をしていなければきっと行く事はなかったと思われる 旧三河島汚水処分場喞筒(ポンプ)場に見学に行ってきました。
旧三河島汚水処分場喞筒場は日本初の近代下水処理場で下水道分野の遺構で初めて国の重要文化財(建造物)に指定された施設で、現在は最新技術のものが稼働していますが、1999年まで稼働していた施設の様子を見学することができます。
(見学には事前予約が必要です。)
見学概要
開館時間:9:00~16:00
見学時間帯
①9:00~10:30
②10:30~12:00
③13:00~14:30
④14:30~16:00
休館日:火曜日、金曜日、年末年始
見学はまず受付を済ませた後、座学でスタッフ(ガイド)の方から施設の歴史や概要などの話しや映像を見ます。ちなみに受付をする建物の入り口には見本のマンホールが展示されています。机の上にはパンフレットやタオルハンカチ、封筒に入ったポストカードやトートバック?などがあり、これらはお土産としてもうらう事ができます。勿論、今回の見学の目的でもあるマンホールカードも頂けます(笑)
映像やお話しが終わると実際に施設内を見学します。
入口阻水扉室上屋
まずは左右(東西)に1棟ずつある建物があります。これは下水を二股に分けてメンテナンス等で下水の流れを一時的に止める扉が地下にあるそうです。なお、建物に向かって白線が引いてありますが、この白線のように地下では下水管が二股に分かれているそうです。
またこの建物の前にはマンホールカードのデザインにもなっているマンホールがあります。
沈砂池と濾格室上屋
入口阻水扉室の先には先程と同じように左右(東西)2つの池があり、この池の中では下水の流れをゆっくりにして下水中の土砂を沈殿させて取り除いています。この沈砂池の先には濾格室があり、そこでは沈殿したごみを取り除くスクリーンがあります。
喞筒井接続暗渠及び喞筒井
土砂を取り除いた下水は吸い上げる喞筒室の手前で合流しますが、その地下の下水管に実際に階段を下りてみることができます。
色々と説明して頂きましたが、御免なさい。
覚えてないです…
ただ、この施設内には至る所にレンガ造りの所がありますが、これは建物を造った当時のままだそうで、今の建築物よりもはるかに耐久性がありそうですね。
なお、大正11年から平成11年迄の77年もの間使われていた下水管はこのような形だそうです。
喞筒室
最後は下水を地下から吸い上げるポンプが10台(実際には10台以下?)設置されているという喞筒室へ。まるで飛行機の格納庫のような天井の高い建物の中には大きなポンプが並んでいました。
10台あるポンプは間近で見るとかなり大きくて立派でした。管が奥の方へと続いていますが、くみ上げた汚水が管の中を奥へと進み建物外へと送り出されていきます。
一通り施設内を見学した後は最初の受付をした建物へ戻ってアンケートを記入して解散となります。正直、マンホールカード目当てでしたが、実際に見学してみると普段は気にも留めない下水処理についてとても勉強になりました。平日限定ではありますが、見学自体は無料ですし、お子様連れでも大変勉強になると思いますので、機会があれば是非予約して足を運んでみて下さい。