2019年4月1日
先日、夫婦2人のお気に入りの日帰り温泉がある鴨川に行くのに小湊鉄道といすみ鉄道を利用して行って来ました。今回は、途中でトロッコ列車に乗りましたが、トロッコ列車に乗るのは、2015年の秋にわたらせ渓谷鉄道でトロッコわたらせ渓谷号に乗って以来です。
小湊鉄道と里山トロッコ列車
小湊鉄道は五井駅から上総中野駅までの39.1kmをディーゼルエンジンによる車両が約1時間10分で結ぶ路線で、途中の上総牛久から養老渓谷は里山トロッコ列車が走っています。
下り(養老渓谷行き)のトロッコ列車に乗るにはまず、小湊鉄道の上総牛久駅で一旦下車してトロッコ列車に乗り換えます。
普通列車が上総牛久駅に到着してからトロッコ列車が来るまで少し時間があるので駅の風景や小湊鉄道の車両を撮影しながら待ちました。
トロッコ列車は窓のある車両が2両、窓のない車両(展望車)2両の計4両編成で席は自由席となっています。
窓がない為、天候が悪い場合は雨風が凌げないので迷いますが、景色を見るにはやはり窓のない展望車はお勧めです。この日は午後から予報通り雨になってしまいましたが、トロッコ列車に乗車中は天気に恵まれました。
里山トロッコ列車から見た景色
小湊鉄道沿線では菜の花が多く咲いており、菜の花とトロッコ列車と撮影する撮り鉄の人や桜、トトロの絵が描かれている駅舎のある上総大久保駅など景色を見ながら約1時間の走行を楽しむ事ができます。
トロッコ列車の終着駅「養老渓谷駅」
トロッコ列車下りの終着駅は昨年のバスツアーで行った養老渓谷のある養老渓谷駅で、この駅で再び普通列車に乗り換えて小湊鉄道の終着駅である上総中野駅を目指します。
ただ、この駅での乗り換えに約1時間の空き時間があるので、駅前のあさひ屋でお昼ご飯を食べました。また、養老渓谷駅には足湯があり、駅利用者は無料で入る事ができるので、足湯に浸かってのんびりしました。
(このタイミングで雨が降ってきてかなり気温が下がって寒くなりましたが、、、)
*駅利用者以外の場合、入場券140円で足湯に入る事ができます。
里山トロッコ列車の乗車(予約)方法
里山トロッコ列車は上総牛久から養老渓谷の通常30分の距離を1時間かけてゆっくり走る列車で平日は1日2便、休日は1日3便走っています。里山トロッコ列車に乗車するには小湊鉄道のHPもしくは電話で整理券を予約する必要があります。整理券を予約すると受付番号が知らされるので、五井駅もしくは上総牛久駅(トロッコ列車の乗車駅)で受付番号を伝えて1枚当たり500円で購入します。
*乗車にはトロッコ列車の整理券代とは別に目的地までの乗車料が必要です
小湊鉄道からいすみ鉄道へ乗り換え
小湊鉄道の終点「上総中野駅」ではいすみ鉄道へ乗り換えます。
上総中野駅では小湊鉄道といすみ鉄道のホームが隣り合っているので、同じように小湊鉄道からいすみ鉄道へ乗り換える人たちは改札を出ずに2つのホームを行ったり来たりして各々写真を撮っていました。
左の写真は右側の車両のある方が小湊鉄道のホーム、左に見えるのがいすみ鉄道のホームです。右の写真は手前の線路が小湊鉄道の線路、奥がいすみ鉄道となっていて、歩いて簡単に乗り換えができます。
こちらは左の写真がホームから大原方面(奥)を見た写真で左側の行き止まりになっているのが小湊鉄道、右側の線路が大原方面へと続くいすみ鉄道の線路です。また、右の写真は左の写真のピンクの桜から小湊鉄道の車両を撮りました。
いすみ鉄道といすみ鉄道から見た風景
いすみ鉄道は小湊鉄道の終着駅の上総中野駅からJR外房線へとつながる大原駅までの26.8kmを約1時間で結ぶ鉄道で1両もしくは2両の車両で走ります。電車内の座席は車両の両側に内側を向いてあるので、正直、外の景色が見づらい造りでした。知っている人は運転席横に立って正面から景色を見ていましたが、人が降りて少なくなった所で自分も前の方に行き、人の隙間から何とか景色を撮りました。
房総横断乗車券‐お得な切符
今回、五井駅から大原駅まで小湊鉄道といすみ鉄道の乗り継いで千葉の房総半島を横断しましたが、通常の切符で行くと五井駅ー上総中野駅の1,410円、上総中野駅ー大原駅の720円と計2,130円かかります。しかし、 房総横断乗車券を買うと、五井駅から大原駅まで1,700円と430円お得になります。
この切符は単純に五井駅から大原駅までの料金が安くなるだけでなく、 路線を戻らなければ途中下車して観光する事ができます。今回は単に横断しただけですが、是非観光の時にはこの切符を利用するといいと思います。
鴨川グランドホテルの日帰り温泉
今回の日帰り旅行の目的はJR外房線の安房鴨川駅から徒歩10分程の所にある鴨川グランドホテルの日帰り温泉です。実はこの日帰り温泉には奥さんとお付き合いする前に1度来ていて、約3年振りの訪問です。
【公式サイト】鴨川グランドホテル|千葉県鴨川市 南房総のリゾートホテル
料金はフェイスタオルとバスタオルが付いて1,500円でジャグジーや寝湯、目の前の太平洋を見ながら入れる露天風呂等があり、とてもお勧めです。
休憩どころはありませんが、ロビーは開放的な大きな窓で目の前の太平洋を見ながら休む事ができるので、お風呂上りに少し休んだり、軽食や飲み物を飲む事ができます。
房総美味いもの屋 藤よし
夕飯は鴨川グランドホテルから安房鴨川駅迄の途中にある「房総美味いもの屋 藤よし」で食べましたが、このお店、実は5年前にツーリングで来た時にたまたま寄っていたお店です。
今回、久し振りに思い出に地に来たというのと、新年度を迎えて明日からまたお互い仕事を頑張ろう!というので、金目鯛ぶっかけ丼(1,200円)、金目鯛生姜焼き丼、鯵のたたき丼、地魚しお天丼が付いたおらが丼(1,400円)、ミニサーモンいくら丼(500円)、くじらステーキ(1,400円)と贅沢に色々注文しました。
おらが丼とは鴨川の地元で獲れた新鮮な魚や野菜等を使った各店舗独自の丼ものの事を言います。
テーブル席や座敷などがあり、お刺身など数多くのメニューがお手頃な値段で食べる事ができるのでお勧めです。
今回は目的地が鴨川グランドホテルの日帰り温泉だったので、小湊鉄道といすみ鉄道はただ通るだけになりましたが、今度はゆっくり沿線を観光したいと思います。