日帰り旅行

紅葉に包まれた白糸の滝

2020年11月8日

精進湖と本栖湖の紅葉を見た後、今回の日帰りドライブ旅の目的地である白糸の滝へと向かいました。ネットで検索すると「白糸の滝」はいくつかヒットしますが、今回は静岡県富士宮市にある「白糸の滝」に行きました。

スポンサーリンク





音止の滝

今回目的の白糸の滝の東側にはもう1つの滝「音止の滝」があり、この滝の主瀑は芝川の奔流が落差25m流れ落ちる滝となっていて、崖面には白糸の滝のように地層から湧水が見られます。

なお、

鎌倉時代、曽我兄弟が滝の近くで討ち入りの相談をしていると、滝の轟きが響き声が遮られるため、「心無しの滝だなぁ」とため息をつくと、不思議にも滝の音がぴたりと止まって相談ができた

という伝承から「音止の滝」と呼ばれるようになったそうです。

この音止めの滝は何故か囲いがされていて、全体的に見づらいです。展望スポットもあり、皆さん並んでそこから見ますが、この展望スポットからでも少し見づらいです。

その代り、上のマップの黄色い★辺りから芝川方面へと行く事ができますが、この先からだと滝までの距離が少しあるものの、正面からしっかりと滝を見る事ができます。こちらに向かうルートは建物の影になっている為か人も少なくゆっくりと見る事ができました。

白糸の滝

静岡県富士宮市にある白糸の滝は、高さ20m、幅150m以上に渡り浩ある壁面から湧出した水が幾筋も流れ落ちる滝です。

先程の音止の滝に比べると主瀑の迫力はありませんが、いくつもの湧水が幾筋も流れ落ちている様は圧巻です。周りの木々も色付いていてこの景観に華を添えてくれていました。

また、白糸の滝の脇から登って行った展望台(マップ下の赤丸)からは富士山をバックに白糸の滝を見る事ができるのでこちらから見る事もお勧めです!

さらに、この展望台近くには源頼朝が鬢(びん;頭の左右側面に生えている髪)のほつれを整えるのに映した鏡のような水面を持つ「お鬢水」と呼ばれる池があります。波一つない静かな水面ですが、白糸の滝の一部としてこの水が流れ落ちていると思うと感慨深いですね。

富士宮市にある白糸の滝は高さはそれほどではないかもしれませんが、幅が広く見る角度によって色々な表情を見る事ができます。比較的そばまで行ってその迫力を感じる事も出来ますので、是非足を運んでみて下さい。